もともと2世帯使用でお住まいだったS様邸。
北海道胆振東部地震後に築40年のご自宅に不安をいだいていたところ、
｢リフォームして一緒にくらさない？｣と近くに住む長男Sさんご夫婦からのお声がありました。
｢そろそろ家が欲しいというタイミングだったことと、近くには住んでいましたが、
特に災害時は一緒に暮らしていないと心配なので、お義母さんと義妹に話してみました｣と奥様。

そこからはS様ご夫婦が中心となり会社選びからスタート。
ご家族がとても仲が良くLINEグループ｢マイホームドリーム｣をつくり、
内装やインテリアの情報交換などに活用しました。

収納力抜群のシューズクロークを設けた玄関共有で、玄関横にあるマルチスペースは
ご兄妹にとってまさに｢スタジオ｣。趣味の音楽も周囲を気にせず楽しめます。
居住スペースは1階に親世帯、2階に子世帯を配置。
子世帯はリビング上にロフトスペースを設け、季節ものを収納するのに十分な広さと、
視覚的な奥行きができ、開放感が生れました。
また、将来的に2室でも使える子供部屋は1階の親世帯へ元気な足音が響かないよう、
1番影響のない玄関上に配置。
親世帯は子どもの頃から間取りや家に興味のあったお嬢様が、子世帯はご趣味の似ているご夫婦が
とても楽しんで内装や照明を決められていたのが印象的です。

2世帯住宅というと、どうしても限られた面積で2家族分のスペースを確保する事に一生懸命で、
遊び心を発揮するところまでいかないケースが多いのですが、
S様ご家族はこちらも楽しくなるくらい家づくりを楽しまれていました。