既存住宅と「ペチカ」とは
2021/07/14
こんにちは。今回はリノベーションならでは、既存住宅のレトロな姿をちらりとご紹介します。
こちらリノベーション前の既存住宅です。
年数は経っていますが、デザインも個性的でこだわりが感じられ、外壁などこまめにメンテナンスされ大切に住まれていた事が想像できます。とても大きなお家で、玄関アプローチも広々。ここまでゆったりと幅のあるアプローチはなかなかないですね!
室内はこんな感じです。レトロ!いざ自分が今住むとなったら、やはりもっとシンプルにすっきりとさせたいところですが、これはこれで、趣のあるデザインだなとテンションがあがります。
そしてこれ、タイトルにもありますが「ペチカ」というものです。ご存じでしょうか?最近の物件で見かけることはあまりありませんが、もとはロシアの暖炉兼オーブンとして使われていたもので、北海道でも築35年~40年くらいの物件ではたまに見かけます。というのも、熱効率の良い暖房方式とされており、排熱を利用して部屋を暖める、エコなシステムなんです。道民に嬉しい。
その仕組みはというと、暖房から出た排気が煙突へと抜けるまでに、このレンガ部分を温めることで、蓄熱性能の高いレンガから再び室内にじんわりと熱が伝わっていくというもの。
こんな感じでしょうか?(下手)ストーブから出た排気が、ペチカのなかをくねくねと蛇行する煙道を通って煙突に抜けていきます。デメリットはその大きさで部屋の面積を圧迫してしまう事、お掃除などのメンテナンスに手間のかかる事など。
排熱の利用といえば、今はエコジョーズやエコフィール、コレモなど様々なエコなシステムが台頭していますが、当時から極寒の北海道の冬を少しでも暖かく、効率的にお家を暖める方法を考えながら暮らしていたのですね。
ここまで既存の住宅を紹介してきましたが、リノベーションをすると、性能・デザインともに、まったく新しい価値を持ったお家へと生まれ変わります。既存住宅の使えるところは活かしながら、新築同様の性能に!その様子も是非ご覧いただけたらと思います。
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